スマートコントラクト
スマートコントラクトの構造と設計
T&Tのスマートコントラクトは、Solidityで記述されており、EVM互換のチェーンに展開することができます。現時点でPolygon(Mainnet, Mumbai)、Astar(Astar, Shibuya)、Oasys(TCG Verse)にも展開されています。
T&Tでは、T&Tを利用する各プロジェクトをワールドと呼んでおり、そのワールドの根幹となる情報と処理をオンチェーンに記録しておくことで、ワールドの持続可能性、透明性を高めることを狙っています。
T&Tのスマートコントラクトは、4つのレイヤーから成り立っています:
トークンレイヤー
ゲームインタフェースレイヤー
データレイヤー
ゲーム定義レイヤー
トークンレイヤー
トークンレイヤーにはベースNFT、アイテムパックNFTのスマートコントラクトが含まれています。
ベースNFTは、キャラクターNFT、メンバーシップNFTとも呼ばれ、T&Tの世界にアクセスするための通行証のような役割を担っています。アイテムパックNFTは、開封することで、1つ以上のアイテムを入手することができます。
T&T Adapter
T&TはNFTのスマートコントラクトを提供していますが、T&T Adapterを使うことで、ERC721EnumerableもしくはERC721AQueryableを実装したスマートコントラクトであれば、T&TのベースNFTとして振る舞うことができます。
ゲームインタフェースレイヤー
ゲームインタフェースレイヤーは、ゲーム上の操作と呼ぶべき処理を持つスマートコントラクトを提供します。具体的には、イベント・スポットへのチェックイン、アイテムの入手、交換、クラフト、装備(着せ替え)などの操作が存在し、後述のデータレイヤーを状態を書き換える役割を持っています。
データレイヤー
データレイヤーには、イベントのチェックイン記録、キャラクターのアイテムの所持状況などの、ゲームのデータそのものを記録するスマートコントラクトが含まれています。
データレイヤーに存在するスマートコントラクトは、基本的には、ゲームインタフェースレイヤーに存在するスマートコントラクトからしかトランザクションは発行できないようになっています。
ゲーム定義レイヤー
T&Tでゲームをデザインする際、イベントチェックインの回数や頻度の制限、キャラクターがどのアイテムを装備できるか、クラフト可能であるかのルール設定が必要となります。ゲーム定義レイヤーには、このルール定義を記録するスマートコントラクトが含まれています。
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